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潮と釣果の関係とは? ~気をつけるべき3つの現象~
- 2021/03/17
今回の記事は「潮と釣果の関係とは? ~気をつけるべき3つの現象~」について書いていきます。
内容は以下の通りです。
- ・潮とは?
- ・潮と釣果の関係とは?
- ・気をつけるべき3つの現象
- ・まとめ
今回の記事を読めば"潮"とは何か?について知ることができ、かつ釣り場においてどのような危険が潜んでいるかを知ることができるのでぜひ最後までご覧ください。
潮とは?
まず"潮"とは何かについて解説していきます。
潮とは、月や太陽の引力によって周期的に起こる海面の昇降されており、海における海面の動きのことを指します。
引力に引っ張られ、通常時よりも海面の水位が低い状態のことを「引き潮」、逆に引力が弱く水位が高い状態のことを「満潮」といいます。
この潮の動きに関しては日々、海上保安庁が計測しています。
また、"潮"という言葉には「海水の流れ」を表す意味もあり、日本には4つの海流が流れ込んでおり、南から流れてくる海流を「黒潮」と「対馬海流」、北から流れてくる海流を「親潮」と「リマン海流」の4つに分類しています。
潮と釣果の関係とは?
「引き潮」と「満潮」について解説いたしましたが、釣り業界の中では潮の状態を「潮汐(ちょうせき)」と呼び、「潮汐」は状態によって5つに分けられています。
干満差の大きい度合いから、大潮、小潮、中潮、長潮、若潮の5つです。
今回は大きく分けて以下の2パターンに分けて解説していきます。
- 1.大潮~中潮
- 2.中潮~若潮
1.大潮~中潮
1日の中で大潮~中潮の間は潮の流れが大きくなります。
潮の流れが大きくなれば海中のプランクトンやカニなどの海底にいる生き物が動き出すため、補食しに魚も動き出します。
結果として魚の活動も活発になるので、魚を釣りやすい環境になります。
しかし、地域によっては小物が多くなったりする等の影響もあるようなので、一度釣りに行く地域につて調べておいたほうが安心かもしれません。
2.中潮~若潮
反対に中潮~若潮は潮の変化が少なく、プランクトンの活動も落ち着くので魚の活動も落ち着いてしまいます。
ですが干満差が少ないということは大潮と違い、「潮が満ちていたポイントが干上がる」ことが少なく、昼夜問わずに獲物が狙えるというメリットもあります。
潮の流れが少なくなる=全く釣れなくなるということではないのでご安心ください。
気をつけるべき3つの現象
潮の流れに関する注意点を3つご紹介します。
- 1.気づいたら足場が急になくなっていることもある
- 2.一気に沖まで流される"離岸流"
- 3.突然くる"一発大波"
- ・潮の状態には2種類あり「引き潮」と「満潮」があり、月や太陽の引力が影響している
- ・釣り業界では「大潮」~「若潮」までの5段階で表され、「大潮」の時ほど潮の流れが大きくなり魚は活発になる
- ・潮は一日中変化しているため、離岸流や一発大波などの波による災害にも十分注意しておきたい
1.気づいたら足場が急になくなっていることもある
「釣り始めは引き潮で足場があったが、日が暮れるにつれて潮が満ちてきて足元に波が来るまで気づかなかった。
という体験をした方もいるように、気づかないうちに足元まで潮が満ちてくることがあります。
くるぶしまで波が上がってこれば十分足を取られる強さの波になり、転倒の原因になりますので十分注意してください。
夕方から夜間にかけて釣りに出かける際には、現在が「引き潮」か「満潮」なのか、また満潮時には波が来ないか等の確認を必ず行うようにしてください。
2.一気に沖まで流される"離岸流"
「離岸流」とは岸から沖に向かって流れる強い海流のことを指します。早いところでは1秒間に2m移動するところもあり一瞬で沖まで流されてしまいます。
海岸の地形が関係しており、凹んでいて水深が深い部分で発生しやすいので、そのような場所には近づかないようにしましょう。
もし流されてしまったら落ち着いて行動しましょう。
離岸流は永遠と続くものではなく必ず流れが終わるポイントがあるのでそこまで待つか、泳げる方なら岸に対して平行に泳いでください。
そうすると波の切れ目が見つかるはずなので、離岸流を脱出できたら近くの岸をめがけて泳ぎましょう。
3.突然くる"一発大波"
波は数100回~数1000回に1回、見えている波の2~3倍ほどの大きな波が押し寄せて来るときがあります。
この波を「一発大波」または「フリークウェーブ」といい、実際に海難事故も起きています。
規則性がなく予測が難しいことが事故につながっている大きな原因だと考えられます。
そんな一発大波を回避するにはまず"悪天候の中では釣りをしない"ということが重要です。
海が荒れているとそれだけ波は高くなり、一発大波の高さと関係してきます。
ですのでいくら堤防にいるからと言っても油断せず、悪天候の中での釣りはできるだけ控えるようにしましょう。
また餌をつけるときやなにか作業をするときはできるだけ海面の方を向きつつ、波の様子を気を配りながら作業するようにしましょう。
まとめ
今回の内容をまとめます。
潮について学んでおくと、身の安全にはもちろん釣果にも関係してきますのでぜひ一度自分が行こうとしている釣り場や、普段行っている釣り場の潮について調べてみることをおすすめいたします。
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