雨の日=低気圧と魚の意外な関係性|愛知県師崎・伊勢湾のジギング船【雅一丸】

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雨の日=低気圧と魚の意外な関係性

2021/03/15

「雨の日はよく釣れる。」

釣りをしている方なら一度はこんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

実際に雨天時で釣果が上がったという話はたくさん報告されています。


しかし、なぜ釣果が上がるのかについて知っている方は少ないと思います。

今回はそんな釣果に関係する「雨がもたらすメリット・デメリット」についてご紹介していきます。


記事の内容は以下になります。


  • ・雨の日の4つメリット
  • ・雨の日の3つデメリット


今回の記事を読むことで、雨の日の釣りにはどんなメリット・デメリットがあるか、
なぜ雨の日だと魚は釣れやすいのか・どんなことに気をつけるべきかがわかるようになります。


雨の日の4つメリット

メリットとしては以下の4つが挙げらます。


  • 1.海鳥の視界が悪くなる
  • 2.魚から人間が見づらくなる
  • 3.浮き袋が膨らみやすくなる
  • 4.人気ポイントに人が少なくなる


1.海鳥の視界が悪くなる

魚の天敵は海中だけではく空にもいます。それは海洋上空を飛んでいる海鳥です。

カモメやアホウドリウは水中の魚を獲るため、濡れても平気なので雨天でも狩りをします。

しかし海鳥は水面近くに浮上している魚を視認して捕らえるので、雨や曇だと視界が悪くなり魚影を見つけづらくなります。

その結果海鳥の動きも少なくなり、安心した魚は海面付近のプランクトンや小魚を食べに来るようになります。


2.魚から人間が見づらくなる

人間が魚の姿を捉えているように、魚からも人間は確認されています。

しかし、魚の視力は0.1~0.2ほどとされており約2m先はぼやけてしまう程度の視力なのであまり良いとは言えません。

しかも雨天だと太陽光が少なく、雨粒が水面を叩くせいで海面に水疱が多い状態になり魚から人間を認識することが困難になります。

その状態で活動しているので、普段よりルアーの見分けがつきづらく食いつきやすくなります。


3.浮き袋が膨らみやすくなる

魚には「浮き袋」と呼ばれる器官があり、魚はこの器官を使って浮き沈みしています。

この袋の中には二酸化炭素や酸素などの気体が入っており、海中にいても大気圧の影響を受けます。

晴天時は大気圧が高まるため魚の動きは鈍くなってしまいまいますが、雨天時には大気圧が低くなるため魚の行動を抑制する力が弱まり、雑魚などのエサとなる小魚や等の生き物が水面近くまで浮上してきます。

その浮上してきたエサを求め中型~大型の魚も水面に上がってくるため仕掛けにヒットする確率も上がります。


4.人気ポイントに人が少なくなる

雨の日は基本釣り人が少ないため、いつもは場所取りが大変なスポットでも有利なポイントの確保をしやすくなります。

また人が少ないということは魚へのプレッシャーが少なく、魚の警戒心も薄くなると言われています。

さらに魚種によっては天候が崩れる直前になるとエサを求め活発化する魚種もいるようなので、普段よりヒットする回数が多くなることが期待できます。


雨の日の3つデメリット

デメリットは以下の3つになります。


  • 1.海が荒れやすい
  • 2.ウェアの中に雨が入ってきて体温が下がる
  • 3.手元・足元が滑りやすくなる


1.海が荒れやすい

気圧の変化により大気の状態が不安定になり、海上に風が生まれると天候が崩れやすくなります。

小雨なら良いのですが雷や突風になると身の危険にも繋がり、釣りどころではなくなってします。

また風くらい大丈夫だろう...と考えていると、ロッドの扱いが困難になったり、ルアーを投げる際に風に煽られて思ったところに投げられないなど

様々な苦労をすることになるでしょう。


2.ウェアの中に雨が入ってきて体温が下がる

防水対策をしていても、竿を上げる際や網を使っているときにウェアの袖や襟のところから雨が入ってきてしまい、体温が低下してしまう可能性があります。

せっかく対策してきても、ウェアの中に雨が入ってきてしまってはとても不愉快な気分になってしまいます。

また完全防水のウェアだと通気性が悪く、体温調節が難しいため夏場は熱中症になってしまう危険性もあります。

気温が高い夏場などは通気性が良い衣類の上にレインウェアを着るようにしましょう。


3.手元・足元が滑りやすくなる

雨が降っているとだと船上で足元だけではなく、糸を結ぶ際や仕掛けを付ける際の手元もよく滑ってしまいます。

最近ではワンタッチで仕掛けがつけれるツール等も販売されていますので雨の日は持参していくことをおすすめしています。

また投釣りなどで岸や岩場でポイントを取る際には足元のコケや海藻に足を取られないように気をつけましょう。


まとめ

今回の内容をまとめると以下のようになります。


  • ・魚の視野が悪くなり、人間が認識しづらくなる
  • ・低気圧になることで魚の浮き袋が膨らみ、浮いた小魚を求めて海面近くに中型の魚も集まってくる
  • ・季節によって防水ウェアの種類を替えたほうが良い
  • ・雨の日は手元も滑るので、雨の中でも簡単に仕掛けを付けられる道具を持参する


雨天時は釣り人にとってメリットが多くありますが、海が荒れていたり波が高くなってきたらすぐに中止し避難してください。安全に釣りを楽しみましょう。

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